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『ライザのアトリエ3』を21:9でプレイする【ウルトラワイド】

2023年3月30日

続編も遂に3作目に突入、シリーズ完結編と銘打たれた『ライザのアトリエ3 〜終わりの錬金術士と秘密の鍵〜』。

大人気アトリエシリーズの太ももなのか、大人気太ももシリーズのアトリエなのかわかりませんが、今作もシリーズ恒例の「デフォルトではウルトラワイド非対応」作品になっております。

そのままではウルトラワイド使いとしてはやはり勝手が悪いので、今回もバイナリエディタ、そして新しい手法としてSteamlessというツールを使ってのウルトラワイド化に臨みます。

※ただし現状では移動中のミニマップが正しく表示されない問題があります。

 

※この記事にはプロモーションが含まれています。

Steamlessを実行

0:準備

近い時期にリリースされているコーエーテクモの美少女ホラー『零 ~月蝕の仮面~』でもそうだったのですが、そのままバイナリエディタで加工すると問題が出るようです。
問題を回避するためにはこのSteamlessというツールでexeファイルをアンパックしてやる必要があります。

『零 ~月蝕の仮面~』を21:9でプレイする【ウルトラワイド】

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1:ダウンロード

下のgithub内Steamlessページからファイルをダウンロードできます。

リンクから跳んだ先のSteamless.vx.x.x.x.-.by.atom0s.zipというファイルをクリックして任意の場所にダウンロードしましょう。数字の部分はバージョンが進んで変わっている可能性があります。

2:インストールフォルダへアクセス

エディタの準備ができたら『ライザのアトリエ3』の実行ファイルがインストールされている階層に移動します。

3:弄る前には必ずバックアップ

Atelier Ryza 3 Alchemist of the End and the Secret Keyフォルダ内にあるAtelier_Ryza_3.exeを見つけたら加工する前に必ず複製してバックアップをとっておきましょう。

4:Steamless実行

ダウンロードしたzipファイルを展開して出てきたSteamless.exeを実行しましょう。

上の画像のようにSteamlessのウィンドウが開くので上の赤い四角で囲んだ部分に本ゲームの実行ファイルAtelier_Ryza_3.exeをドロップし、一番下のUnpack Fileボタンをクリックします。

するとアンパックされた本ゲームの実行ファイルAtelier_Ryza_3.exe.unpacked.exeがゲームのインストールフォルダ内に出来ます。

これを元のファイル名Atelier_Ryza_3.exeに置き換えましょう。
(元のexeファイルのバックアップはとってある前提です)

バイナリエディタ

1:バイナリエディタ「HxD Hex Editor」の準備

バイナリエディタを使用してexeファイルの数値を改変していきます。

この作業では定番のHxD Hex EditorというWindows用アプリがあるのでそちらを使用していきましょう。

2.5:フォルダへアクセスしてバックアップ

『ライザのアトリエ3』のインストールフォルダへアクセスしてバックアップ、ですが前項のSteamlessの部分で既に済ませているという前提です。

4:HxD Hex Editorで開く

ステップ1でインストールしておいたHxDを起動します。

起動したHxDのウィンドウにAtelier_Ryza_2.exeをドラッグ&ドロップします。

メニューの検索>検索(Ctrl+F)で検索の小窓を開きます。
16進数タブを選択して「39 8E E3 3F」を検索します。

該当箇所は2個あるようですが、1個目に該当するものが下記の画像の部分で検索に引っかかると思います。

「39 8E E3 3F」の後ろが「35」と続くほうです。「78」と続くほうではないので間違えないように気を付けましょう。
もし間違えて両方書き換えてしまったら保存せずに一度HxD Hex Editorを閉じ、最初からやり直してください。

画像と同じものが確認できたら
解像度が3440×1440の場合は「8E E3 18 40」2560×1080の場合は「26 B4 17 40」に書き換えます。

置き換えたら保存してエディタを終了します。

5:iniファイルで解像度を指定

次にドキュメントフォルダにあるライザのアトリエ3のフォルダにアクセスします。

「(ユーザーネーム)\ドキュメント\KoeiTecmo\Atelier Ryza 3\」

Setting.iniをメモ帳で開いてゲームの描画解像度を直接書き換えます。

開いて3行目に[Graphics]という記述があり、その真下に解像度の記述があります。

ScreenWidth=2560
ScreenHeight=1080

など自分のモニターの解像度にあわせて書き換えましょう。

書き換えたら保存して終了します。

ゲーム中の仕様

リアルタイム描画のイベントシーンは問題なし

ゲームをスタートするとイベントシーンから始まり、その後チュートリアル付きの戦闘が始まりますが、どちらも問題はなし、HUD関連は16:9の枠内に収まって表示されます。

イベントシーンも映画のようなサイズで見られる。

戦闘は味方の状況がより見えやすくなる。

半透明オーバーレイで両端ががら空き

シーンによっては画面を暗くする効果のオーバーレイとして半透明のオーバーレイが画面に被さりますが、16:9をはみ出た部分はそのままに見えてしまっています。とはいえこれは大して気にならないとは思います。

両端がまる見え。だがそんなに気にする事もないだろう。

移動中はミニマップ表示がおかしくなる

イベントと戦闘チュートリアルが終わればマップ移動シーンに移り変わります。
ここでは残念ながら右下に表示されたミニマップが正しく表示されない不具合が発生してしまいます。

オープニングムービーは横伸びあり

例によってオープニングムービーは動画を再生しているだけなので横に引き伸ばされて表示されてしまいます。なんなら21:9化する前にムービーだけ見ておきましょう。

ミニマップ問題を回避するには

ミニマップが正しく表示されない状態を回避するには、Steamlessとバイナリエディタの工程をすっ飛ばしてiniファイルの解像度の設定だけを弄るという方法もあります。

この方法だとHUDや字幕など横に引き伸ばされてはしまいますが、ミニマップは正常に表示されるようになります。

まとめ:iniだけを弄るのが無難か

というわけで思わぬ表示の不具合が表面化してしまった今回のライザさん。

横伸びする表示に目を瞑るかミニマップを諦めるかの選択を迫られる状態になってしまいますが、その2択ならばやはりini内の解像度を変更するだけが作業的にもお手軽で無難な選択肢になってしまうかもしれません。

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