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『Cyberpunk2077』2.0でSMT追加。効果を試してみた【5800X3D】

2023年10月2日

グラフィックはすごいけどその分ちゃんと重過ぎるゲーム『Cyberpunk2077』(サイバーパンク2077)。

2.0へのアップデートでAMD製CPUのみ設定できるオプション、

『AMD Simultaneous Multithreading (SMT)』

が追加されました。

せっかくメイン機に5800X3Dを使用しているので効果がどんなものか、試してみる事にしました。

 

※この記事にはプロモーションが含まれています。

AMD Simultaneous Multithreading (SMT)とは

AMD Simultaneous Multithreading(SMT)は、AMDプロセッサーのマルチスレッド性能を向上させる技術の1つです。SMTは、1つの物理的なプロセッサーコア内で複数のスレッドを同時に実行できるようにするテクノロジーです。これにより、プロセッサーは複数のタスクを同時に処理し、システムの性能を向上させることができます。

SMTは、AMDプロセッサーにおいて「AMD Simultaneous Multithreading」という名前で知られていますが、Intelプロセッサーにおいては「Hyper-Threading Technology」として知られており、基本的な原理は同じです。

SMTを使用すると、各物理コアは複数の仮想コア(スレッド)として機能し、各スレッドは独立して実行される仮想プロセッサーとして扱われます。これにより、アプリケーションやタスクが同時に実行されている場合でも、プロセッサーのリソースが効率的に使用され、性能が向上します。

SMTは、多くの場合、マルチスレッドアプリケーションや同時マルチタスク処理の場面で特に効果的です。SMTにより、プロセッサーの性能が向上し、ユーザーエクスペリエンスが向上します。ただし、SMTを有効にすると、電力効率に影響を与える場合があるため、特定のワークロードに合わせて適切に設定することが重要です。

検証環境

スペック

検証するPCスペックはコチラ。

CPU AMD Ryzen7 5800X3D
マザーボード MSI MAG B550 TOMAHAWK
メモリ PC4-25600 DDR4-3200 32GB×2
CPUクーラー DeepCool AK620
GPU ASUS TUF-RX7900XTX
電源 Deepcool 1000W
OS Windows11 Pro

ウルトラプリセット、レイトレーシングON・OFF

グラフィック設定はサイバーパンクのオプションであらかじめ用意されたウルトラプリセット、更にウルトラにもレイトレーシングがONとOFFのものがあるのでその2つで試す事にします。

解像度

解像度は1280×720で行います。

高解像度にしてしまうと描画負荷がGPU寄りになり、CPU性能の差を検証する場面では適さないという事で常用範囲外と思われるものではありますが低解像度で行います。

SMTは設定のゲームプレイ項目にある。

ベンチマーク

そして出た結果がコチラ。

レイトレーシング:ON

レイトレーシング:OFF

SMTのONとOFFではレイトレーシングがONでもOFFでも明確な差が付いている事が確認できます。

ONとAUTOに関しては微妙な差です。ここでの結果だけを見る限りならばONとどちらでも大して変わらないといったところでしょうか。

まとめ:AMD製CPUならば是非ONに

というわけで3DVcache搭載とはいえ8コアCPUという現在の基準で見れば控え目なコア数の5800X3Dですが、それでも十分な効果がでてくれました。

AMD製のCPUをお使いの方はサイバーパンクをアップデートしたらこの設定を是非とも試してみましょう。

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