自作PCのCPUクーラー界でリーズナブルな路線を出発点に空冷CPUクーラー界を席巻するDeepCoolさん。
用途や環境に合わせてグレード別に強力な製品がありどれも魅力的ですが、その中にも細かい亜種がリリースされていたりします。
という事でDeepCoolの人気空冷をおさらいしつつその派生製品にも注目してみましょう。
もくじ
AK400
公称の高さは155mmです。
まずはお馴染み、安い・冷える・小柄と3拍子揃ったコスパ抜群AK400。
勿論冷えるといっても「この価格帯・このサイズにしては」というただし書きが付くので過信は禁物ですが、お値段以上の性能を発揮してくれます。
AK400 ZERO DARK PLUS
ひっそり登場しているAK400 ZERO DARKのデュアルファンモデル。
シングルよりは割高になってしまいますがデュアルファンに興味があり最初から純正が付いていた方が良い場合はこちらを選択肢に入れると良いでしょう。
AK400 DIGITAL
AK400に温度をモニタリングできるデジタルパネルが付いたモデル。
公称の高さは156mmです。
最近のPCケースはサイドパネルがクリアで中が視認できるものが多いので、直接温度を監視できるパネルに興味がある方向け。
AK500
公称の高さは158mmです。
AKシリーズの中では一番地味な印象ですが12cmファンモデルながら巨大なヒートシンクはデュアルタワー型なAK620を1つに合体させたような大きさです。
形状的にヒートシンクがPCケース後方側に寄せて作られているので巨大化しつつもメモリと干渉する心配が無いのがポイント。
標準ではヒートシンクの大きさの割にファンが1つなのでデュアルファンにする事で冷却能力の向上が期待できます。
AS500
細身ながら14cmファンにする事で冷却能力を高めたモデル。
公称の高さは164mmです。
ファンを大きくした分当然高さが出ているのでケースの幅に収まるかどうかは注意が必要ですが、そこさえクリアできれば横幅は比較的スリムなので巨大なヒートシンクに鎮座されるのがお好みでない方はコチラもありでしょう。
AS500 PLUS
AS500も最初からデュアルファンが付いたモデルがあります。
AK620
ヒートシンクがデュアルタワー型になったこちらも人気モデル。
公称の高さは160mmです。
AK400では冷却能力がちょっと足りないかなという場合の安定した選択肢。ファン100%時はAK400よりはうるさくなりますが、実際に使うと小~中負荷時の冷却力が高いせいかAK400よりも静かだと思います。
巨大ゆえにメモリとの干渉が懸念されるところですが、公称値ではメモリ高43mmまで対応。仮に大型メモリを使っていて干渉してしまう場合は吸気のファンを少し上にずらす事で一応回避できます。
AK620 DIGITAL
AK620に温度をモニタリングできるデジタルパネルが付いたモデル。
公称の高さは162mmです。
直接本体で温度監視が可能になり、水冷のようなデジタルモニターでお洒落度も高いのでPCケース内を目視できる環境の方には良い選択肢になりそうです。
1つ注意点としてはデジタルパネルが付く分高さがAS500に限りなく近づいているという点。PCケースに入るかどうかは要確認です。
Assassin III
名前も特別なハイエンドクーラー。
公称の高さは165mmです。
この記事で紹介する中では比較的古い製品(2019年)ですが、後述する新型Assassin IVを除けば冷却能力も最高レベル。
高さはAS500を1mm上回り大型である事に注意ですが、ちょっと古いせいか性能の割にはお買い得感のある市場価格(記事執筆時点)なので、予算内でなるべく冷却能力の高さを求めるならば今からこちらを選ぶのもありかもしれません。
Assassin IV
遂に来たハイエンド空冷Assassin IIIの後継モデル。
公称の高さは164mmです。
最大級の大きさになってきますが冷却能力も最大級。
ただ巨大とはいえ高さはAS500と同等に抑えられていて、1基目のファンがメモリ側でなくヒートシンクの間にサンドされているのでメモリへの干渉は避けられる設計になっています。
お値段もハイエンドですが空冷で極限まで冷やしたい方に。
ASSASSIN 4S
ASSASSIN 4をちょっとだけスリムにした亜種モデル。
公称の高さは164mmです。
要するにファンが2基から1基になった分ちょっと薄くなったASSASSIN 4です。
当然ながら冷却性能も若干大人しくなってしまうので4では大きすぎるという方向けでしょうか。
価格がこなれてくれば程よいポジションに収まってくれるかもしれません。
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