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無料で動画をフレーム補完!Flowframesでエンコードしよう

2023年10月24日

ちょっとお高いTVには当たり前に付いている機能、倍速補完機能。

しかし『Flowframes』を使えばリアルタイムではないものの手持ちの動画を2倍以上にフレーム補完しエンコードする事が可能です。

 

※この記事にはプロモーションが含まれています。

フレーム補完とは

フレーム補完(Frame Interpolation)は、映像処理技術の一つで、フレームと呼ばれる静止画像を時間的に補完して、より滑らかな動画を生成する方法です。通常、動画は毎秒一定のフレームレートで構成されていますが、フレーム補完を使用すると、既存のフレーム間に新しいフレームを生成し、動画を高速で再生しているかのように見せることができます。

主な用途として以下の点が挙げられます:

1:フレームレートの向上:

フレーム補完は、低いフレームレートの動画をより滑らかにするのに役立ちます。特に、アニメーションやビデオゲームのキャラクターの動きが滑らかに見えるようにするのに使われます。

2:スローモーション効果:

フレーム補完は、高速で撮影された映像を通常の再生速度で再生する際にも使用されます。これにより、スローモーション効果を実現できます。

3:テレビのオートフレームレート変換:

一部のテレビは、異なるフレームレートのコンテンツを適切に再生するためにフレーム補完を使用します。たとえば、60Hzのテレビで24fpsの映画を視聴する場合、フレーム補完により映像がなめらかに表示されます。

4:注意点

フレーム補完は、一般的に映像品質に影響を及ぼすことがあります。特に、アーティファクト(不自然な動きやぼかし)が生じることがあり、その点を考慮する必要があります。

一部のテレビ、ビデオプレーヤー、および映像処理ソフトウェアは、フレーム補完機能を提供しており、ユーザーが設定を調整できることがあります。ただし、フレーム補完の使用は映像品質や視覚的な効果に対する好みに影響するため、注意深く調整することが重要です。

 

Flowframes

最小システム要件

・Vulkan 対応グラフィックス カード (6 年未満であれば動作します)
・Windows 10/11 (Win 7 は動作する可能性がありますが、正式にはサポートされていません)

Flowframesをダウンロードしよう

以下に紹介するリンクは海外サイトです。
リンク先への移動、ツールのダウンロード、導入は自己責任でお願いします。

飛んだ先でDownload Nowボタンをクリックします。

お布施を選べる画面に移ります。

課金をすれば最新版を落とせますが、課金せずとも無料版(1.36.0.)をダウンロードできます。

ここでは無料版を落とす前提でNo thanks, just take me to the downloadsをクリックします。

画面が切り替わるのでDownloadをクリックすればインストーラをダウンロードできます。

あとはインストーラのガイドに従ってFlowframesをインストールしましょう。

 

使い方

インストールできたらFlowframesを起動してみましょう。

このウィンドウにお手持ちの動画ファイルをドラッグ&ドロップするとその動画をエンコードする設定画面(Interpolationタブ)に移ります。

Interpolation AI:

使用するAIフレームワークを選択します。

Nvidia製GPUを使用している場合はRIFE-CUDAがおすすめになりますが、色々試してみるのも良いと思います。

AMD製GPUの場合はVulkanと書かれたものを選びましょう。

Output FPS and Speed:

一番左にドロップした動画の元のFPSが表示されます。ここでは30になっています。

左から2番目でそれを何倍にするかを選択できます。

3番目にその結果FPSがいくつになるかが表示されます。

そして4番目で再生速度を遅い方にのみ変更できます。例えばなめらかなスロー再生映像のようなものに変えたい場合にここをNormal Speedから任意のSlowmoに変更しましょう。

※ただし音声がスロー化に伴いある程度不自然になるので注意。

AI Model:

使用するAI Modelを選択できます。

無料版では選べるバージョンに制限がありますが、基本は数字の大きい最新のものを選んでおきましょう。

Output Mode:

出力する動画のフォーマットを選択します。

基本は一番上のMP4でOKでしょう。

 

あとは左下のInterpolateボタンを押せばエンコードが始まります。

 

エンコード時の注意点

エンコードする際の注意点として動画の再生時間や解像度、フレーム補完の倍数を増やすほどエンコードにかかる時間は当然ながら増大します。

またエンコード時には動画になる絵を一枚一枚展開する一時ファイルが生成されます。これは動画ファイルのあるフォルダ内に生成されるので、動画の保存されたストレージの容量が不足しているとキャッシュが足りなくなり失敗してしまいます。

必要な容量は動画サイズ次第なので一概には言えませんが、例えばフルHDで15分程度の動画ならば100GB前後は空けておきたいところです。

※画像に深い意味はありません。

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