レースゲーム型オープンワールドRPGとも言える大人気シリーズの新作「Forza Horizon 5」(フォルツァホライズン5、以下:FH5)。
当然前作であるForza Horizon 4からグラフィックも更なる進化を遂げている本作ですが、必ずしもユーザーのPCスペックが追い付けているとも限らず、かくいう私の環境も前作の頃には恐らく十分とも言えたスペックなのですがそのまま進化せずに使い続けています。
というわけで前作のマシンパワーのままで(高望みしなければ)遊べるのか?試してみました。
もくじ
テスト環境
テスト環境は私のPCのスペックそのままです。ハードウェアレビュワーでもなんでもない一個人の持つマイパソコンなので型落ちもなかなかに進んでいます。
ただ前作が発売した頃には(2080がほやほやで登場していたものの)十分にPCゲームが快適に遊べる環境と言えたんじゃないのかなというものでもあるので、そのままのスペックで今作はどうかという趣旨になっております。
テストPC環境
OS:Windows® 10 64bit
CPU:Intel Core i7 6700K
メモリ:16GB RAM
GPU:GeForce GTX 1080
FH5のシステム要件
そしてFH5の動作環境が以下。
最小要件 | 推奨要件 |
Windows® 10 version 15063.0 or higher | Windows® 10 version 15063.0 or higher |
Intel i5-4460 or AMD Ryzen 3 1200 | Intel i5-8400 or AMD Ryzen 5 1500X |
メモリ:8GB RAM | メモリ:16GB RAM |
ストレージ:110 GB 利用可能 | ストレージ:110 GB 利用可能 |
DirectX: Version 12 | DirectX: Version 12 |
GPU:NVidia GTX 970 OR AMD RX 470 | GPU:NVidia GTX 1070 OR AMD RX 590 |
GPUに関しては推奨要件以上であると言えます。
CPUに関しては世代に関しては劣っているものの「i-5 8400」と比較するならば「i7 6700K」でほぼ互角と呼べるラインなんじゃないのかなと思うので、要件は満たしていると判断して良いのではないでしょうか。
いざベンチマークへ
そんなわけでFH5で早速ベンチへ。
このゲームにはベンチマーク機能がついていますが実行するにはゲームの再起動が必要になっていて結構開始に時間がかかります。(面倒)
推奨プリセット「最高」解像度「2560×1080」
FH5は最初にゲームを起動した時にこちらのシステム構成を読み込んで自動でそれに最適なプリセットが推奨されます。
私の環境ではプリセット「最高」が選ばれたのでそのまま試す事にします。
FXAAなどそれ以外のところはデフォルトのままいじっていません。
もちろんメインモニターが21:9なので解像度は2560×1080で行きます。
※ちなみに最高の上にエクストリームという設定があるので文字通りの最高設定ではありません。
結果がコチラ。
最小は60fpsを下回っているもののまあまあ普通に遊べるレベルなんじゃないかと思います。
推奨プリセット「最高」解像度「1920×1080」
次に最も普及率が高いであろうフルHD解像度で試してみます。
こちらも最小は60fpsを下回っています。とはいえこの程度の違いならばウルトラワイドにして臨場感を優先した方が良さそうです。
プリセット「エクストリーム」解像度「2560×1080」
次に本作のプリセットで最も高い設定になる「エクストリーム」で試してみます。
FXAAなどはオフのまま。
結果がコチラ。
平均が60fpsを下回ってしまっているので数値的に見るとやや苦しいでしょうか。
プリセット「エクストリーム」解像度「1920×1080」
次にエクストリーム設定のまま解像度をフルに下げます。
多少は良くなりましたが依然として平均が60fpsを下回ったままです。
ゲーム初回起動時にプリセット「最高」をおすすめされたのも頷けるというところでしょうか。
まとめ:高望みをしなければ十分遊べる
というわけでFH4時代のマシンでそのまま遊べるかの検証は個人的な感想であるという前提で言えば、4Kや120fps以上の高フレームレートなど、ハイエンドな高望みをしなければ十分に遊べると思える結果となりました。
エクストリーム設定に関しても数値的には平均が60fpsを下回ると言えば苦しい印象にはなるものの、実際のゲーム中ではベンチマークのように競う車が密集している状況というのはそんなに多くないので、普段はもう少し高いfpsで遊べるものと予想できます。
「お前の目が悪いだけだろ」と思われるのを恐れず更に言うならば、fpsが50fps付近をうろついている時でもそんなにフレーム落ちしてると感じる事は無いので、エクストリーム設定でも全然遊べるんじゃないかとさえ感じました。
GTX1080というのは最近のGPUで言えば3060や3060TIあたりが互角以上のパフォーマンスを出せると思われるので、この辺のグラボを積んでしまえば似たような境遇の方もFH5を楽しむ事ができそうです。
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