2021年7月16日にWindowsストア版『NieR:Automata BECOME AS GODS Edition』が発売されたのに併せてリリースされたパッチによってネイティブにウルトラワイドモニターへの対応を果たした殿堂入りゲーム『ニーアオートマタ』。
MOD「Special K」を用いずともネイティブに21:9で遊べるようになった本作ですが、せっかくなのでトリプルモニターによるプレイも試してみることにしました。
※物語の根幹に関わるネタバレはありません。。
もくじ
Borderless Gamingではうまくいかず
トリプルモニターゲーミングといえばモニター解像度を揃えなくて良く、お手軽に起動できるBorderless Gamingを使った手法をこのブログでも紹介済みですが、ゲームによってはうまくいかないものもあるのが難点です。
しかしBorderless GamingではうまくいかないがnVidia SurroundやAMD Eyefinityを使えば問題なく動作するゲームもあり、ニーアオートマタはこちらに該当するタイトルになっています。
(もちろんどちらの方法にも非対応のゲームも沢山あります)
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PCゲームのボーダレスフルスクリーン化を行うツール『Borderless Gaming』導入ガイド
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『nVidia Surround』を超える?『Borderless Gaming』によるマルチモニターゲーミング
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nVidia SurroundまたはAMD Eyefinityを使おう
ニーアオートマタをトリプルモニター(ここではフルHD×3の5760×1080と想定)で遊ぶにはGeforceシリーズを使用している方はnVidia Surround、Radeonシリーズを使用している方はAMD Eyefinityという複数のモニターを1枚の大きなモニターに見立てる機能を有効化する必要があります。
設定方法については過去に紹介済みなのでそちらをご覧ください。
※Intel Arcに関してはわかりません、ごめんなさい!
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魅力はあるけど設定が面倒!『nVidia Surround』おさらい
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シンプルだけど欠点あり?『AMD Eyefinity』おさらい
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nVidia SurroundまたはAMD Eyefinityを有効化した後はニーアオートマタを起動してゲーム内設定でフルスクリーンモードを選択し、解像度を5760×1080にしましょう。
ちなみにバニラ状態でもSpecial K経由でもどちらでも問題なく起動しました。
ゲーム中の仕様
メインとなる移動中
本ゲームのメインともいえる2Bさん達を操作するアクションパートシーンは当然トリプルモニター表示。
シューティングモードもばっちり
シューティングモードになるシーンもトリプルモニターではなかなかの臨場感を味わう事ができます。
ただし移動できる範囲は中央の1画面分のみ。
1つ気になるのは敵が本来まだ映ってない位置から弾を発射してくる場合があるような・・・?
イベントシーンもOK、ただしムービーはもちろん×
イベントシーンは動画を流しているだけのシーンとリアルタイムレンダリングで描画されているシーンに分けられます。前者は当然16:9で作られているので中央の1画面分のみに表示されます。後者はこの状態でも3画面で表示されるので普段見えない部分も見えたりします。
全てのシーンを確認したわけではありませんが、もしかしたら見えないはずの部分が見える事で見えてはいけないものが映ったりする可能性もあるかもしれません。
私はもしそういう画面外(であるはず)の綻びが見えると面白いと感じてしまうタイプですが、逆に興が醒めるという方にはあまりおすすめできないかもしれません。
カメラを潜り込ませると2Bさんがおこ・・・らない?
カメラをローアングルに持っていくと2Bさんが怒って振り払うのは有名ですが、その判定を行っているのも1画面分の範囲内の話。トリプルモニターで広がった両端のモニターでは見られていると思っていない(?)ので堂々と覗き込む事ができます。これもまた意図しない挙動というやつでしょうか。
まとめ:景色や臨場感を楽しめる
というわけでニーアオートマタのトリプルモニタープレイは画面奥や手前への移動、横移動シーン、そしてシューティングと色んな場面があり、いずれもより景色をよく見渡せるようになり臨場感を増幅して楽しめる、3画面に向いているタイトルだと個人的には感じました。
もちろん1画面でのプレイと比較すれば要求されるPCスペックも上がってはしまいますが、2023年現在の最新ゲームと比較すれば元々が軽い部類のゲームなので、それなりのゲーミングPCをお持ちならば試す価値はあるかもしれません。というかフルHDモニターを3枚以上お持ちならば是非お試しあれと言言いたいです。
エンジョイ!
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