一昔前ならばPCのメモリは16GBあればまあまあ御の字といった雰囲気でしたが、昨今はブラウザも動画もゲームのデータ量も通信速度や技術の向上に伴ってどんどん肥大化してきていると感じます。
(個人の感想です)
そのせいか最近では16GBのメモリ容量だとブラウザのタブを開きまくっているだけでパンパンになってきていたのですが、そこへ見つけたお安い売れ残り?の大容量メモリを発見したのでこれを機に交換する事に。
そして1週間ほど使って不具合もどうやら無さそうなので勝利の記録としてこの記事を書くことになったのでした。
メモリの進化は遅いほう?
PCパーツの進化といえばCPUやグラボは日進月歩で古いマザーボードのままでは新しいものを使えなくなっていくのは当然なのですが、ことメモリに関してはそれらと比較して割とゆっくりめな印象。
メモリ界隈では最近ようやくDDR5が出回って価格も段々とこなれてきているという感じで、DDR4の方もまだ現役と言っても良いレベルでしょう。
私のPCはintel第6世代(現在最新は13世代)ですが、DDR4にも対応しています。現在でも普通に売られているので問題なくメモリ交換が出来るというわけですね。
増設ではなく交換なの?
この記事の肝はここです。
デスクトップPCのメモリスロットといえばロープロ志向のマザーでない限り大抵は4つあるので、空きスロットがあるなら足した方がお得という考え方もあります。
しかしこれに関してはASRock Japan様が興味深いツイートをされています。
DDR5メモリスロット#拡散希望RT協力お願いします
— ASRock Japan (@AsrockJ) March 8, 2023
軽く斜めに読んだ私の解釈をまとめると、
・DDR5は4枚にすると2枚の時より動作クロックが落ちる。
・DDR5は4枚挿すなら同一ロット品でまとめないと故障の原因になる。
・DDR4でもロット違いを混ぜると相性問題が出易い。
・つまりどっちにしろ2枚または4枚1セットを一度に揃える事が望ましい。
・増設するな。交換しろ。
といった感じでしょうか、間違ってたらすみません。
信用ならないという方もそうでもない方も本ツイートのリプライを是非ご覧ください。
掘出し物?購入
後は私の日記的蛇足です。飛ばしてOK。
今回購入に踏み切ったきっかけはお安いメモリを見つけたからです。
A-DATAのPC4-25600 (DDR4-3200)対応32GB×2枚を¥16,800(税込)にて発見。
溜まっていたお店のポイントも駆使して9,000円強で購入する事ができました。
ヒートシンクも付いて比較的しっかりしたもの(に見える)ですし、この規格・この容量では破格だったと思います。
どう見ても端が色あせている外箱。放置された在庫処分品だった?
無事起動
換装直後PCが起動しないトラブルに見舞われましたが、全てのコードを抜いて放置し放電する事で無事起動。
動作クロックは2666Mhzに下がっていましたが元々マザーの対応状況が定格では2666Mhzまでだったのでここは想定通りです。
一応物は試しで3200MhzへのOCを試みましたが起動でコケたので定格で頑張ります。
換装前に比べてメモリ節約に気を払わなくなったせいもありますが色々していたらあっさりUsedが16GBを超えていました。
やはり現在の環境では最低32GBは欲しいところですね。
まとめ:メモリは増設ではなく交換・換装しよう
というわけでメモリの増設は私も過去にブルースクリーンを拝んだ苦い経験があるのですが、
基本は2枚のままでの差し替え、または4枚セットのものを一度に導入するというのが賢明なやり方のようです。
また繰り返しになりますがDDR5を使う場合は4枚構成だと動作クロックが落ちてしまうようなので、トラブルの可能性を抜きにしても性能を引き出す為には2枚で行く事が推奨されている模様。
今後は大容量の2枚構成を前提に考える事が失敗しない鍵かもしれません。