IPの復活を賭けて満を持して発売された『スターオーシャン 6 THE DIVINE FORCE』。
あきまん先生によってデザインされたキャラクター達が魅力的な伝統あるシリーズ最新作ですが、
そこはやはりスクウェア・エニックス製(開発はトライエース)の作品。
PC版のリリースに際し色んな部分で不安になるところですが、ウルトラワイドモニター愛用者としてはまず変則的な横長に対応してるのか?してないのか?
どっちなのか問い詰める事にしました。
解像度の選択は一応可能
スクエニ製のこの手の作品としては意外なのですが、なんと最初から21:9の解像度(2560×1080)をゲーム内オプションで選択する事ができました。
「なんだネイティブに対応してるんじゃん!」と喜ぶのもつかの間、なんだか視野が広がった実感がわきません。
なので試しに同じ景色を眺めながら16:9(1920×1080)と見比べてみると、画面端に見えているものが変わっていない事がわかります。
そして21:9の画面をよく見るとプレイヤー(ここではレティシア)の脚の見切れ具合が16:9の時より激しくなってしまっています。
目印になりそうなポイントを赤い丸と四角で囲ってみました。
つまり21:9にした場合、視野の広さは16:9のままに上下がカットされた映像を見せられている事になります。これでは意味がありませんね。
ゲーム内設定の視野調整
ゲーム内の解像度を弄るオプションの下に視野調整という項目があります。
ここを弄ってみるとどうやらカメラの視野角がある程度コントロールできる模様。
色々試してみると21:9に限った話で恐縮ですが、どうやら数値を62~65あたりに調整しておくと違和感がなくなる感じです。
近くで見たい場合は
ただしレンズを換えるというよりはカメラを遠ざけたというのがイメージに近いでしょうか。
移動中にキャラクターをアップで見ようとした場合、このゲームでも近すぎると透過する機能が働いてしまいます。
キャラをよりアップで映したい場合は視野調整をむしろ最低まで下げる事でより近くで観察しやすくなるようです。
更に上の環境では非対応?
というわけで意外にも解像度設定自体はすんなり出来ましたが、調整をしないと実は視野が広くなっていないというちょっと特殊な仕様でした。
ただしこれはあくまで私の環境、21:9で且つ解像度が2560×1080までのお話です。
海外のコミュニティなどを覗いてみると32:9や更に上の解像度(3440×1440など)では上手く行かないとの報告もあるため、これらのハイエンドな環境を持つ方で購入を検討している場合は慎重になった方が良いかもしれません。
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