PC版がSteamでもEpicでもリリース中の小島秀夫監督作品『DEATH STRANDING』(デスストランディング)。
スケールも技術も一級品な本作ですが、どうやらPC環境に依っては起動しない問題が多数報告されている模様。
そしてかく言う私の環境下でも、なんと起動時にコケてしまいました。
結果から言えば私の場合は既に解決済みで起動までこぎ着けていますが、
果たして原因は何なのか?現実は非常なのか?色々調べながら通った軌跡を書き残しておく事にしました。
もくじ
起動時にエラーを吐く
ゲームのダウンロード、インストールが完了していざ起動しようとしたところ、エラーが出てタイトル画面を拝む事すら出来ませんでした。
早速検索してみますが起動しない報告は多数あり、その症状や解決方法も色々でした。
1:動作環境の確認
どうやら調べたところPCスペックで躓く事もあるようです。
具体的なところでは2coreのCPUだと起動せず、4core以上が必要だそうです。
ちなみに公式の要件は以下。
最小要件 | 推奨要件 |
Windows® 10 64bit | Windows® 10 64bit |
Intel® Core™ i5-3470 or AMD Ryzen™ 3 1200 | Intel™ Core i7-3770 or AMD Ryzen™ 5 1600 |
メモリ:8GB RAM | メモリ:8GB RAM |
ストレージ:80GBの空き容量 | ストレージ:80GBの空き容量 |
DirectX: Version 12 | DirectX: Version 12 |
GPU:GeForce GTX 1050(4GB)or AMD Radeon™ RX 560(4GB) | GPU:GeForce GTX 1060(6GB)or AMD Radeon™ RX 590 |
追記:AVX拡張命令セット必須 | 追記:AVX拡張命令セット必須 |
私のPCは新しいとは言えないのでわざわざ表にするほどでもありませんが、
Win10、i7-6700Kのメモリ16GB、GPUはGTX1080なので最低限の要件は満たしているものと思われます。
この部分で決定的に足りて無さそうと感じた方は残念ながらPCやパーツの買い替えから検討する必要があるかもしれません。
2:Steamのオーバーレイを無効にする
Steam版に限った話になりますが、SHIFT+Tabキーで出せるSteamのオーバーレイ機能が邪魔をしている可能性があるとの事。
オフにしたい場合はSteamランチャーのライブラリから
DEATH STRANDINGを右クリック>プロパティを選択。
一般タブの一番上にある
「ゲーム中にSteamオーバーレイを有効にする」のチェックを外しましょう。
※私がSteam版を所有していないので画像はタイトルが違っていますがどのタイトルでも基本的には同じだと思います。
私の場合はEpic版なのでこれ自体は関係なさそうでしたが、これは私の頭の中で「ん?」っと思わせるようなヒントに繋がる話でした。
3:Visual C++の導入
これはEpicのデスストランディング内のガイドに書かれたものです。
日頃から最近のゲームをばりばりプレイしている場合ここはクリア済みの可能性も高いのですが一応載せておきます。
下記のサポートページによれば
技術サポート
ゲーム起動時にエラーが発生した場合は、Visual C++ 2015、2017および2019用再頒布可能ファイル (x64 version)を以下から直接ダウンロードしてください
との事。
この点がクリアできているかわからない場合は一応インストールしておきましょう。
※PCの再起動が必要です
4:Windows10のExploit Protection設定
Windows10の場合はこちらの設定が悪さをする場合もあるようです。
※プログラムの脆弱性を突く攻撃プログラムからの防御機能を解除する設定なので、
特にこちらの実行は自己責任でお願いします。
スタートメニューから設定を開き、
設定の検索欄に「Exploit Protection」と入力します。
Windowsセキュリティ窓のExploit Protectionが開くのでプログラム設定タブを選択、
「プログラムを追加してカスタマイズ」をクリックして
「正確なパスファイルを選択してください」のほうを選択。
デスストランディングのインストールフォルダに行きDeathStranding.exeを選びます。
出てきた窓の3つのチェックマークを下の画像のように入れて適用を押します。
プログラム設定の中にDeathStranding.exeが追加されていれば成功。
これが原因だった場合は動作するようになる可能性もあるようです。
※もし症状に変化が無かった場合は安全の為こちらの設定は削除して元に戻しておく方が無難だと思います。
5:MSI Afterburnerを切る
私の場合はこれこそが犯人でした。
MSI Afterburnerを常駐するとセットでRivaTunerStatisticsServerというGPU温度を監視できるツールが立ち上がります。
これには前述の「2:Steamのオーバーレイを無効にする」と同類の障害になりそうなオーバーレイで画面に温度を表示させる機能が備わっています。
ちなみにオーバーレイを表示させる機能自体はオンオフが可能ですが、表示させないように設定しても常駐したままではデスストランディングを起動させる事はできませんでした。
こちらを導入済みの方はデスストランディング起動の際には常駐から切っておくしかないかもしれません。
※RivaTunerだけを切ろうとしてもMSI Afterburnerが常駐されたままだと即座にRivaTunerが再起動されてしまいます。切りたければ大元のMSI Afterburnerを閉じましょう。
まとめ:原因は色々、1つずつ潰すしかない
というわけで私が起動にこぎつけるまでに調べた、試した事に関しては以上になります。
PCスペックに関しては買い替えるしかない手段になってしまうのでまずはそれ以外の部分で色々試して、最後にスペックが怪しいと感じたなら購入を検討するのが無難かもしれません。
ここを訪問された方の助けに少しでもなれば幸いです。
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