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『Forza Horizon 5』3画面プレイ。NVIDIA Surroundでも重くない?

2023年1月11日

カジュアルに楽しめる間口の広さが売りのオープンワールド型レースゲーム「Forza Horizon 5」(フォルツァホライズン5、以下:FH5)。

普通に遊んでももちろん楽しいし綺麗ですが、今作に限らずレースゲームを購入すればやっぱり試したくなるのがトリプルモニター。グラボは古くても映像を横に広げて臨場感を極限まで上げる事にチャレンジします。

 

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3画面のメリット

トリプルモニターで遊ぶメリットは圧倒的な臨場感の他に、
コクピット視点のあるレースゲームでは助手席側のサイドミラーまでばっちり見えるというところでしょう。右スティックで運転手の首を振って確認するゲームもありますがリアルの視線を動かせば見えるというのはやはり便利で気分も良いです。

レースのプレイのし易さという点では3人称視点などと比べると若干不利な感のあるコクピット視点ではありますが、実現可能な方には是非味わってもらいたい部分でもあります。

以下それぞれの視点でどんな具合か簡単にご紹介。

コクピット視点

トリプルモニターと好相性のコクピット視点。FH5ではハンドルまで見えるものと見えないものがあります。見えない方はハンドルコントローラー向きでしょうか。

ただしハンドルが見えない視点は車種によっては助手席側のミラーが見切れてしまう事も。

ボンネット視点

ほぼ車主観でボンネットだけ下に映り込む視点。主観で得られる没入感、臨場感とプレイのしやすさ折半案といったところでしょう。こちらもハンコン操作向きでしょうか。

車1人称視点

自分の車が一切映り込まなくなる完全一人称視点。スピードが乗ってきた時の没入感はやばいです。人によってはこちらが一番プレイしやすい場合もあるでしょう。

3人称視点

3人称はプレイのしやすさで多くの人が採用する視点ではないでしょうか。もちろんこの視点でも3画面の臨場感は十分堪能できると思います。

Borderless Gamingは使えず

前作FH4もそうだったのですが、マイクロソフト製のゲームが特殊なのかBorderless Gamingによる3画面化はできませんでした。そちらを使えればモニターの解像度が揃っていなくても良く、より手軽に行えるので何かと便利だったのですが残念です。

なので今回も前作に引き続きNVIDIAコントロールパネルからNVIDIA SurroundによるフルHD×3の3画面化を行っています。

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テスト環境

我が家のPC環境は世代の古いパーツのままですが、Forza Horizon 4の時にはこれでも十分戦えました。FH5ではどうでしょうか。

テストPC環境

OS:Windows® 10 64bit
CPU:Intel Core i7 6700K
メモリ:16GB RAM
GPU:GeForce GTX 1080

ちなみに前回は同環境でウルトラワイドモニター(2560×1080)での動作を検証しています。目指す方向は同じですが(解像度的に)より現実的なので気になる方はそちらをどうぞ。

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FH5のシステム要件

そしてFH5の動作環境が以下。
Steamのストアページで確認してそのまま写したものになります。

最小要件 推奨要件
Windows® 10 version 15063.0 or higher Windows® 10 version 15063.0 or higher
Intel i5-4460 or AMD Ryzen 3 1200 Intel i5-8400 or AMD Ryzen 5 1500X
メモリ:8GB RAM メモリ:16GB RAM
ストレージ:110 GB 利用可能 ストレージ:110 GB 利用可能
DirectX: Version 12 DirectX: Version 12
GPU:NVidia GTX 970 OR AMD RX 470 GPU:NVidia GTX 1070 OR AMD RX 590

古いPC環境ではありますがGPUがGTX1070以上とあるので一応要件は満たしています。ただし3画面環境は特殊過ぎる上に3K相当の解像度になるのでどうなるかというところ。

いざベンチマークへ

というわけで早速ベンチマークに入ります。
今回は解像度は全て「5760×1080」で固定、ゲームの画質プリセットのみ変更して試していきます。

プリセット「高」

フルHD環境で平均60fpsちょっとだったので推奨プリセットの「最高」から一段下げて試してみる事にしました。

画質的には確かに少し地味になる印象を受けましたが、臨場感重視の3画面状態ではそこまで気にならないかもしれません。

結果がコチラ↓

品質を下げたとはいえ3画面の割にはまあまあ良い数字になっていると思います。これだけfpsが出ていれば問題なく遊べる感じになりそうです。

プリセット「最高」

次にこちらの環境を読み取ってFH5さんが推奨してきたプリセット「最高」で試します。

結果がコチラ↓

さすがに苦しい数字になってきました。ただしベンチマーク中の車が密集して競い合うシーンは、ゲーム中ではどちらかといえば少ない状況で発生する負荷の高めなものなので、実際のゲーム中にはプリセット「最高」でも60fps付近で遊べるシーンが多いと思います。

プリセット「エクストリーム」

「最高」でもキツくなってきたので厳しいのは間違いないのですが一応「エクストリーム」も試していきます。

結果がコチラ↓

とうとう平均が30fps台まで落ちました。ここまでくると実際のゲーム中で、見晴らしが良くライバル車も居ないという状況でも重くなってしまいフレーム落ちも気になってきます。さすがにこの設定で遊ぶのは厳しいという判断になりました。

まとめ:妥協は必要だが全然遊べる

というわけでGTX1080という元ハイエンド環境でトリプルモニターを試してみた結果、個人的な判断にはなりますがプリセット「高」や「最高」あたりでも楽しめるという結果になりました。
ただし「エクストリーム」はフルHDではまあ行けない事も無いという感じでしたが3画面ではさすがに苦しくなってしまいました。

FH5を3画面でも快適に動作させたいならば現在で言えば恐らくRTX3080以上であれば「エクストリーム」設定でも快適に動作する事でしょう。

私は今すぐ買い替えの予定も無いのでこのまま「最高」設定あたりで楽しんでいこうと思います。

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