ニュージーランドのデベロッパGrinding Gear Gamesが手掛ける基本無料のオンラインRPG『Path of Exile』(以下、PoE)。2017年にXboxOne版もリリースされており、PS4への移植も決定しました。
『Diablo2』の精神的後継作品を今こそプレイしましょう。
もくじ
最も『Diablo2』に近いハクスラ
現在いわゆるディアブロ系ハクスラと呼ばれる作品はいくつかあります(決して多くはないが)。
その中でも今一番『Diablo2』に近いと言っていいのがこのゲームでしょう。
しかも基本無料です。課金要素はというと見た目を変更するものとアイテム収納の拡張しかないので、リアルマネーを支払って強くする、いわゆるPay to Winの要素はほぼ無いと言っていいでしょう。
PoEとDiablo2の違いは?
海外ファンの間では「PoEこそがDiablo3だ、いや4だ」といった声も聞こえてくる本作ですが、すべてがDiablo2と同じ感覚でプレイできるわけでもないので両者の大きな違いを挙げてみましょう。
スキルツリーは全てパッシブである
レベルがあがるごとにスキルポイントが1つずつ貰えて、クエストの一部にもスキルポイントを貰えるものがあります。
ここまではディアブロ2と同じですが、ポイントを使ってキャラを成長させるスキルツリーは全てパッシブスキルで構成されています。
STR、DEX、INTなどのステータスもこのスキルツリー内であげていきます。
スキルツリーは全クラス共通の巨大な盤になっており、クラスごとにスタート地点が違うというものです。
例えば近接型クラスは近くにSTR系がたくさんあるが、頑張って手を伸ばせばINT等を伸ばす事も可能、といった具合です。
アクティブスキルはGemというアイテムを装着する
アクティブスキルはSkill Gem(以下、ジェム)というものを装備のソケットにはめ込む事によって使用します。
スキルには要求LVやステータスがあり、使用するためには前述のスキルツリーでステータスが上昇するものを取得していき、条件を満たす必要があります。
なお、ソケットにはめたジェムは自由に取り外す事ができます。
ルーンのようなものは存在しない
Diablo2の(バージョン後期では)アイテム発掘の目玉だったルーンのようなものは現時点では存在しません。
装備にはジェムをはめるためのソケットがありますが、ルーンワードのようなシステムは存在せず、あくまで穴の数とユニーク装備、レア装備の品質を高めていくという事になります。
その他にも細かな違いはたくさんありますが、大きな違いはこの辺でしょう。以下、良い点悪い点。
良い点
- ほとんどのスキルが(難易度の差はあれど)実用レベルに持っていけるバランス。
- 今ではAct10まであり、マップの数も種類もボリューム満点。
- DirectX11にも対応し、グラフィック品質はDiablo3以上。
悪い点
- スキルツリーが広大で煩雑なため、考えるのが大変。
- おまけにパッシブのみで全クラスが1つの盤として繋がっている(開始位置が違うだけ)ので、クラスごとの個性がぼけやすい。
- 日本語化は今のところされていない。
- このゲームの専門用語がたくさんあるが、ゲーム内での説明がなく、自力で調べる必要がある。
Diablo経験者にはおすすめできる内容
もちろんディアブロと全く同じではないので、ソッチを求めだすと細かな不満点が出ないわけではない本作ですが、基本無料で気軽に始められるので良質なハクスラを求めてる人は是非プレイしてみましょう。
PC版は公式クライアント版とSteam版の2種類があります。
Steamアカウントを持っている人はそちらの方が手っ取り早いでしょう。後から公式版をSteam版にアカウント紐づけする事も可能です。
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